信じられない事をしている人がいるとびっくり。極夜行
少し前になるが、極地旅行家で作家である角幡さんの極夜行を読んだ。
極地旅行家って何とまずつっこみたくなる。
要はほとんどの人が行きたがらない辺鄙な場所を旅行しているという事だ。
凡人の私がもし同じことをしたとしたら、間違いなく死ぬだろうというような
旅行というか冒険というかそういう事をされている。
今まで角幡さんの事を知らなかったのだが、日経テレ東大学を見て
何て変わった人がいるんだ!と興味がわき、すぐに本を購入して読んだ。
極夜というのは地球のはしっこである北極圏や南極圏でおこるらしく
太陽が数か月のぼらず、ずっと暗い日が続くことをいうらしい。
角幡さんはわざわざたくさんの時間と大金をかけて極夜を目指し
死の隣り合わせの冒険をしたのだ。
正直、太陽がのぼらない所なんて、最も行きたくない場所である。
角幡さんの思いは本の中にたくさん詰め込まれているので
本を読めばそういう考え方をする人もいるのかとは感じるが
正直、共感できるかといわれたら全くできませんと言わざる負えない。
ただ、あまりに自分からした信じられない事をされている人の冒険記なので
意見を持つというより、違いすぎて、そうなんだ~と素直に受け入れられた。
一番の感想は、奥さんもお子さんもいらっしゃるようなので
生きて帰ってきてくれてよかったという事だ。
本が出版されている時点で、というかそもそもYouTubeを見て
角幡さんを知ったのだし、生きている事はわかっているのだが
本を読んでいると、なぜ生きて帰ってこれたか疑問というくらいに
壮絶すぎる旅行というか冒険なのだ。
私も昔の自分を思い返してみると、随分とクレイジーだったなと
思ったりすることもあるのだが・・・
もう角幡さんのクレイジーさは尊敬に値するレベルだ。
他の本もぜひ読んでみたいと思う。