キラキラした駐妻なんて妄想。

夫の仕事の都合で渡米して、現在4年目。生活の愚痴日記によって駐妻は全然キラキラしていない事を主張しながら、後は愚痴ばかりでなく少し役にたつ情報も載せていこうと思っています。

学力の経済学を読んで納得。

最近、中室牧子さんの「学力の経済学」を読んで

今までアメリカの小学校で不思議に思っていたりしたことが

こういう事だったのか!と納得できた。

私はきちんとした実験に基づいて書かれた本を読むのがすごく好きなのだが

この本もそういったタイプの子供の学力について書かれた本だ。

 

中室さんも書かれていたが、子育てって本当に色々な人の持論みたいなのが

多くて一体何が参考になるのかよくわからない。

そしてなんというか空気感というか流行というか・・・

うまくいえないのだが、例えば私の世代だと褒めて育てるというのが

わりとスタンダードな考え方のように感じるが

ひと昔前だと、軽い体罰も当然だったりとかして・・・。

私には子供が2人おり、もちろん子育てにはとても興味があるので

子育て関係の本はけっこうたくさん読んできた。

その中でもこの本は本当に私にとって良い本だった。

 

子供の学力をあげる、将来自立した大人になれるようにするというのは

親はもちろんのこと、どの国もその国の子供達が将来は

国を支えてくれる人になるわけだから、全ての人が望んでいることだ。

そのために色々な国で色々な実験が行われてきており

また実際に効果的だとわかった事に関してはどんどん取り入れられている。

例えば、私はアメリカの小学校で先生が頑張った子供に対して

ご褒美(小さなおもちゃだったり、宿題を1日やらなくていい券だったり

または先生がランチにピザをご馳走してくれたり)をやたらと与えるなと

思っていた。我が子も色々といただく機会も多く、私としては頑張ったからといって

そんなにおもちゃなどをあげるのはどうなんだろうと思っていた。

が、これも実験により良い効果があると証明されている事のようだ。

だからアメリカの小学校ではそれを取り入れているんだ!と納得した。

基本的にアメリカの小学校は実験で良いとわかった事は

どんどん取り入れていくというスタイルのようで

この本に書かれている事がかなり取り入れられていると感じた。

 

日本はなかなか難しい部分があるようで、正直遅れているようだ。

海外に住んでいて感じるのだが、日本の子供はとても頭の良い子が多い

と思うし、熱心な親も多いと思うし、ポテンシャルがあるのに

本当に勿体ないなと感じる。日本は少子化で子供は本当に貴重な存在なのだから

良いとわかっていることはどんどん取り入れていかないと

どんどん他の国に置いていかれてしまうと思う。

子供はどんどん成長していくので、本当に良いとしっかりとした実験で

わかった事はスピード感を持って取り入れていかないと

チャンスをどんどん逃してしまう事になり、本当に本当に勿体ない。

この本を読んで勿体ないとモヤモヤしているのは私だけではないと思う。