ズートピアをみて考える。
たまに子供と一緒に映画をみながら、夜ごはんを食べる。
正直、行儀は悪いのだが、だらだら好きなものを食べながら
大人はビールも飲んだりして、ソファでごろごろして
映画を見る。皆が大好きな時間だ。
先日、ズートピアをみた。
色々と考えさせられる映画だった。
動物が人のように、人のようにという表現も変かもしれないが
暮らす世界を描いたディズニーの映画だ。
小さなネズミから大きなゾウ、また草食動物も肉食動物も
一緒に暮らしている世界。
皆違って、皆がいいを目指しているがなかなかうまくいかない。
違うという事は難しいのだ。違うと理解しながら
絶対に差別しないというのは本当に難しいと思う。
差別していないつもりでも、差別してしまっている事って多いと思う。
ズートピアの世界でいくと、ウサギだからかわいいはアウト。
ウサギだからの部分がアウトなんだと思う。
ウサギがウサギをかわいいというのは問題ないらしい。
日本人同士が日本人ってさ~というのは問題ないが
他の国の人が日本人ってさ~はアウトっていう感じ?
本当に難しいのだ。誉め言葉のつもりがアウトとか難しい。
自分にとっての誉め言葉が相手にとっては誉め言葉ではない
という事は多々あるので、本当に気をつけなくてはいけない。
私は現在、海外で暮らしているので、日本にいた時よりも
とても気をつけている。気をつけているという時点で
自分に対しても何か違和感があるが、気をつけている。
差別しないようにしないといけないと皆が考えているということは
それはなくならないことという事に等しいが
そんなことはどうでもよいと考えるよりよっぽどよい。
完璧にはできないとわかっていても、少しでも良くなるようにと
前進しようとすることが、こういう問題には大切な事なのだ。